第165章 デート

その頃、横尾グループ――。

横尾孝人は、サミットの招待状を確かに受け取っていた。

先日のスキャンダルで世間を騒がせたとはいえ、横尾グループがAI領域に踏み込んでからすでに年数は長い。実績もある以上、欠席などできるはずがない。

だが、小高英二が報告に来たときの表情は、どこか歯切れが悪かった。

「私が掴んだ情報だと、今回うちが受賞する案件は……第5世代レッド・ホット・システムらしいです」

横尾孝人は、思わず固まった。

横尾グループのシステムは、すでに第6世代までアップデートしている。

なのに、なぜ受賞が第5世代なのか。

疑問を察したのだろう。小高英二が続ける。

「どうやら……そ...

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